団体名 特定非営利法人 加悦鐵道保存会

〒629-2422 京都府与謝郡与謝野町字滝941番地の2 加悦SL広場内
Phone 0725−20−3811(森本方)



   
■設立の経緯
本会は、平成8年11月に「加悦SL広場」が現在地に移転されたことを契機として、同所で長年にわたって継承されてきた鉄道近代化遺産の保存と活用について、その管理者に協力することを目的に任意団体「加悦SL広場友の会」として結成されました。
 その後、鉄道遺産の文化的保存継承と展示運転時の安全意識を高める目的で、平成12年に「加悦鐵道保存会」と改称。同時に積極的な修復作業にも乗り出し、平成16年にはキハ101 形気動車の動態復活にも成功しました。
 任意団体として活動中には保存に関わる通常の作業と合せて、毎年、加悦鉄道の遺産を活用した催事を開催したほか、旧加悦町並びに加悦町観光協会に協力して、地域の催事にも出展を重ねました。
 会員数は本年8月現在で34名。年齢・職業も様々ですが、加悦の風土に魅せられたという共通の思いがあります。これからも、加悦鉄道の姿を総合的に再現する活動を続けてまいります。

■特定非営利活動法人化について
 平成17年秋に、旧加悦鉄道2号機関車が国の重要文化財に指定されましたが、鉄道車輌や施設の保存継承が、近代化産業遺産保存全般の中で重要な位置に定められつつあることを鑑み、本会はより主体的かつ社会的責任を持って加悦鉄道遺産を中心とする近代化産業遺産の保存継承活動に携わることを目的に、特定非営利活動法人化を申請し、本年8月に認証が下りました。

■事業実施の方針
より充実した保存・維持活動を行うことと、地域住民並びに地域観光客に対し、本会の存在と活動の意義を知っていただくため、平成18年度と19年度には次の事業を行います。

(1)加悦鉄道遺産の保存と継承に関わる事業
    システムとしての加悦鉄道遺産の保存・継承事業を、項目別に目標を設定し実施します。
     車輌・施設・運転保安設備の整備
     史・資料の整理
     運転・作業安全、運転保安に関する講習
(2)丹後地方の鉄道を活かしたまちづくり事業並びに観光事業と連携した事業
    本会の存在と活動の意義を知っていただくために、当地方住民の方々との交流を深めます。
     初夏の加悦鉄道まつり5月の大型連休期間
     加悦SL広場周年祭11月の第1日曜日
     ちりめん街道まるごとミュージアムへの出展 原則として10月の最終日曜日
(3)国内外の鉄道近代化遺産の保存に関する事業
     将来にわたって他の事業者・団体と交流を結ぶ目的で、「日本鉄道保存協会」に加盟します。
(4)その他設立目的の達成のために必要と認めた事業
     鉄道保存を取り巻く文化的意識を高める目的で各種の講座や体験学習の場を設けます。

体験乗車の改札風景。ガイドも行います。

小さな作業を通して加悦鉄道への愛着を深めます。

日頃の地道な作業が大きな実を結びます。

■連絡等
当面の間、郵便物等は次のところへお送りください。〒595-0071 大阪府泉大津市助松町3-1-31-508 森本 寿 方
なお、電子メールアドレスは tsubame@rapid.ocn.ne.jp です。