団体名 九州旅客鉄道株式会社

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58654号機 平成21年復活へ、作業進行中
   

平成19年5月、報道陣を前にボイラー部と台枠の分離作業が行われた
   
【58654号機の経歴】

大正11年11月  日立製作所で新製
           浦上機関区配置
大正15年 2月  若松機関区配置
昭和43年 6月  人吉機関区配置
昭和50年 3月  廃車肥薩線矢岳駅横にある
          SL保存館にて静態保存
昭和63年 8月  「SLあそBOY」として復活
平成17年 8月  「SLあそBOY」運転終了
平成21年     運行予定


「SLあそBOY」として活躍したSL「58654」(ハチロク)の復活に向けた作業が、現在、JR九州小倉工場で進められています。作業に当たっているのは、工場社員、JR九州グループ会社、OBで構成する「SL復活プロジェクト」のメンバー16人。OBには、なんとSLより年上の89歳の方も。作業は、傷みが激しい台枠を新製するほか、ボイラー、コンプレッサー、注水器などを改修します。解体作業を終え、ボイラーの加修などを行った後は、台車のメーカー発注に向けた準備に進みます。平成21年夏から肥薩線熊本〜人吉間での運転開始を目指し、OBの指導の下、熱のこもった作業が繰り広げられています。

九州鉄道記念館“関門トンネル65周年”企画展を開催
昭和17年11月15日全線開通した関門トンネルは今年65周年を迎えます。
関門鉄道トンネルの計画は明治29年にはすでに提案されていました。その後、トンネル案、架橋案などが出されましたが、架橋案は工事費も高く、また軍の反対もあってトンネル案が採用されました。大正3年には第1次世界大戦が勃発、13年には関門鉄道トンネル建設中止。工事が再開されたのは、昭和10年のことで、翌11年9月19日門司側で起工式が行われました。昭和17年6月には6年間の難工事の末、単線が開通。それまで船で行き来をしていた、関門海峡は世界初の関門鉄道トンネルで結ばれました。今回、関門鉄道トンネルの工事の方法潜函、シールド、圧気工法など工事記録写真、関門トンネル開通による北九州門司、下関での駅、操車場、機関区などの移設、新設などの写真、開通記念の大相撲大会、また九州と本州を結んだ貨物列車や旅客列車、開通から現在までの機関車の変遷、関門鉄道トンネル開通、昭和28年、北九州大水害、関門鉄道トンネル水没、その復旧の記録などを写真や当時の資料、新聞記事などで紹介します。
  
九州鉄道記念館
北九州市門司区清滝2-3-29(最寄駅:門司港駅)
Phone 093-322-1006 fax. 093-332-7233
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