団体名 西日本旅客鉄道株式会社

〒530-8341 大阪市北区芝田2-4-24
Phone 06-6375-8513


     
   
○「交通科学博物館」を一部リニューアルしました

 今年3月20日、交通科学博物館(大阪市港区)の第4室展示室をリニューアルしました。現在の展示室は、「鉄道の歴史・文化、技術・科学を人々に分かりやすく伝える」という運営理念の下、「鉄道のあゆみ」「鉄道の施設としごと」などをテーマにした7室構成としています。この度、第4室では、模型の列車を操作し運転の疑似体験が出来る、参加型展示施設「安全に列車を走らせよう」をオープンしました。この展示施設では、「ひかりレールスター」「223系新快速」など、計4タイプの車両模型を操作し運転の擬似体験ができようにしています。従来の運転体験システムをさらにグレードアップし、信号の指示を守って運転体験していただくなど、「安全運行のしくみ」を楽しみながら学習できます。また、模型列車の先頭部には、小型の車載カメラを搭載し、カメラの映像を見ながら「運転」することで、臨場感に満ちたリアリティあふれる運転体験ができます。
 室内全体においても、明るい雰囲気にイメージチェンジするとともに、車両模型などの既存の展示物についても展示台や説明書きをリニューアルし、より「見やすく」「分かりやすい」展示室としました。

   

 
○「0系新幹線」「230形233号タンク式蒸気機関車」が機械遺産に認定
 
今年7月、交通科学博物館の「東海道新幹線0系電車客車」と「230形233号タンク式気機関車」が、日本機械学会から「機械遺産」として認定されました。


「0系新幹線電動客車」
   

「230形 233号タンク式蒸気機関車」

 鉄道文化遺産は、多くの先人たちが築き上げてきた「鉄道」の歴史を辿る上での貴重な足跡であり、末永く後世に引き継いでいくことは、より安全な鉄道を構築していく上でも、意義深いことであると考えています。その意味でも、交通科学博物館で保存展示されているこれらの車両が機械遺産の認定を受けたのは非常に名誉なことであり、今後とも鉄道文化遺産の維持管理および文化活動に取り組んでいきたいと考えています。