団体名 遠軽町

〒099-0203 北海道紋別郡遠軽町丸瀬布中町 遠軽町丸瀬布総合支所産業課

   
<森林鉄道雨宮21号> 

 雨宮号は昭和3年、東京の雨宮製作所で製造された機関車で3台が部品のまま輸送され丸瀬布で組み立てられました。その後、雨宮製作所では機関車の製造を中止したため、道内に導入された雨宮号はこの3台だけとなっています。
 機関車には道庁が導入した順に番号が付けられ、丸瀬布の雨宮号は18・19・20号となりました。
 雨宮19・20号は昭和3年9月に、18号は昭和4年5月に完成し、19号は昭和4年5月6日、20号は同年6月16日、18号は昭和5年6月11日に輸送が開始されましたが、18号は13日稼動しただけで配置変えとなりました。
 しかし、経済性や山火事防止の観点から、丸瀬布にも昭和26年に2台のディーゼル機関車が導入され、蒸気機関車は昭和33年12月末日までに廃車とすることになりました。
 ちなみに、機関車の番号は昭和24年度から営林局ごとの番号に改められ、雨宮19号は21号となりました。
 この間、雨宮21号は昭和32年に危うくスクラップを免れ、昭和36年5月13日「サヨナラ運転」と格納式が行われ、営林署で保存の道が取られました。
 その後、雨宮21号は昭和51年に営林局から町へ譲渡され札幌で復元整備し昭和54年5月15日いこいの森に新築された機関庫に格納され、翌16日、22年ぶりに「ぽーっ」という汽笛を響かせ試運転が行われました。その間に客車や貨車を購入し、昭和56年には8の字の一周軌道も完成し、昭和57年5月1日より「森林鉄道の走る緑と渓谷のマチ」として動態保存されています。
 
 <特別企画> 
  4/29〜5/2
5月14日
7月2

8月6日
9月10日
9月17〜19日
9月23〜25日
9月25日
  雨宮21号+井笠客車(2輌)とDL機関車+木曾森林客車との同時運行
雨宮21号夜桜撮影会
武利意森林鉄道廃線跡を歩く会
ミッドナイト・ラン(車輌に電飾を施し4便運行)・雨宮号花火撮影会
お月見列車運行・夜間撮影会
雨宮21号+井笠客車(2輌)とDL機関車+木曾森林客車との同時運行
            〃
武利意森林鉄道廃線跡を歩く会
   

1. 運行日  平成23年4月29日から10月23日までの土・日・祝日
       ※ゴールデンウィーク・夏休み期間は毎日運行
2. 運行時間 午前10時から30分毎に午後4時30分まで
3. 運行区間 遠軽町丸瀬布上武利 森林公園いこいの森園内一周約2km
4. 乗車料金 大人 500円 小人 250円