◆５月21日「がんばろう日本！」震災復興・ＳＬもおか運行再開イベント
・平成23年３月11日に発生した東日本大震災により、真岡鐵道も少なからず被害を受け、通常ダイヤへの復帰が普通列車は４月６日まで行えず、普通車両より重量の重いＳＬはより慎重な安全確認を要したため、５月21日まで運行することができませんでした。
　この運行再開イベントでは、当日運行する「C12 66」が震災の影響で深刻な状況である福島県川俣町に静態保存されていたこともあり、福島県の被災者約70名を招待し、力強いＳＬの旅を楽しんでいただきました。また、下館駅で行われた出発式では真岡線ＳＬ運行協議会会長の井田隆一真岡市長、堤義雄筑西市副市長とともに福島県いわき市から真岡市に避難していた佐藤佑君、ひよりちゃん兄妹により「がんばろう日本！ＳＬもおか号」と書かれたヘッドマークが装着され、ＳＬもおかは大きな汽笛を鳴らし運行再開をしました。
　翌、５月22日には真岡駅にて地元商店会によるお囃子の演奏や模擬店、ジャンボウサギの一日駅長などの催しも行われました。

◆ＳＬもおか乗車７０万人達成！
・おかげさまで平成６年３月から運行しているＳＬもおかが、平成23年８月27日、70万人目のお客様を迎え運行することができました。
　記念すべき70万人目に乗車したお客様は東京都から来た高校生の女の子で、記念となったこの日は震災で大打撃を受けた益子町の観光を支援しようと町内会で企画した「震災復興支援ツアー」に家族で参加したとのことです。
　当日は乗車70万人を記念してＳＬ車内でお客様に真岡線沿線の特産品である梨をプレゼントし、また、真岡駅下り線ホームにて記念式典が行われ、真岡線ＳＬ運行協議会長である井田真岡市長よりお客様やＳＬファンの方々に感謝の言葉が述べられました。

↑ＳＬフェスタ（昨年度）の様子