団体名 西日本旅客鉄道株式会社
団体名 (公財)交通文化振興財団

〒552-0001 大阪市港区波除3-11-10 交通文化振興財団 事務局
Phone 06-6581-5771

     
(公財)交通文化振興財団は現在、交通科学博物館と梅小路蒸気機関車館の運営を行っています。交通科学博物館は、大阪環状線開業記念事業として1962(昭和37)年に日本国有鉄道によって開設されました。鉄道を中心とした交通の科学と歴史・文化を展示テーマとしており、交通全般を扱う博物館です。長年にわたり皆さまから親しまれ、今年は開館50周年という記念の年を迎えました。梅小路蒸気機関車館は、国内唯一の蒸気機関車の専門館で鉄道開業100年にあたる1972(昭和47)年に開設されました。常時動態保存機の整備や運行を行っており、施設の一部は重要文化財指定を受けています。こちらも開館40周年を迎えました。
 ○交通科学博物館

当館へ搬入される912形カットモデル
交通科学博物館は本年、西日本旅客鉄道株式会社(以下、JR西日本)の協力を得て、「912形ディーゼル機関車カットモデル及び関連資料」を収集・保存しました。これらはJR西日本博多総合車両所で保存されていたものです。同所の912形ディーゼル機関車は、山陽新幹線新関門トンネル内での車両救援を目的として造られました。今回当館へ運び込まれたカットモデルは、将来的に公開ができるよう保存に努めています。

当館ではその他、開館50周年を記念して、企画展「コウハク家の歴史」を開催しました。架空の家族「コウハク家」のキャラクターたちの目線を通して、当館が開館した昭和30年から40年にかけて、どのような乗り物が登場し、人々の生活の中で利用されてきたのか展示し、大変好評を博しました。

現在は、日本の「特急」誕生100年を記念した企画展「特急百年〜時代と共に駆ける〜」を2013(平成25)年1月まで開催中です。ご来館をお待ちしております。
 ○梅小路蒸気機関車館

記念ヘッドマークを付けた1070形蒸気機関車
梅小路蒸気機関車館は、蒸気機関車とともに歴史を刻んできた日本の鉄道文化を体験・学習し、蒸気機関車の魅力を再発見していただけるよう活動しています。

特にご家族連れの方を対象に様々な催し物を定期的に開催し、「蒸気機関車」への興味や関心を抱いていただこうと活動しています。

特に2011年は、当館で保存・展示中の蒸気機関車「C11形64号機」と「1070形1080号機」が『喜寿(数え年で77歳)』と『皇寿(数え年で111歳)』を迎えることから、6月と11月にイベントを開催しました。記念ヘッドマークや記念硬券を製作、多くのお客様に楽しんでいただきました。