毎月の展示運転 【当会の概要】
岡山県美咲町旧吉ヶ原駅を中心に主に活動している団体です。
会員分布は埼玉県~福岡県にあり、毎月の展示運転では1~3両編成を組み、吉ヶ原-黄福柵原駅間にて毎月第一日曜日に展示運転を実施しています。
最近タブレット閉塞方式に変更し、各駅での増解結、臨時増発を行うことで需要に則した効率的な運用を行っています。おかげさまで25周年をまもなく迎えることができそうです。
毎月の展示運転

【当会の抱える現在の課題】
・現状に則した形への組織調査と組織改変
・旧国鉄キハ04型303号が6月より機関故障中につき11月を目処に運用復旧
・第一種機械連動装置の復旧と実用(美作飯岡方面をスタフ閉塞化して列車扱いに)
・吉ヶ原亘線を電気保障し、副進出経路を確保することで21号分岐故障に備える
・特殊発光信号機等、保安システムの導入と、常設化活動
・黄福柵原駅 4両+1両対応化工事推進中。多客に備え、建設計画を達成する。
・吉ヶ原 花見踏切 合成枕木化工事を3年計画で開始
・車体の老朽化、雨漏りが深刻であり、大規模な車体修繕が課題

【本年達成したこと】
・ダイヤ改正 黄福柵原直通を定期2→5往復に増発
・子供用無料会員証製作と運用
・女性機関士の登用/閑散列車の3人→2人乗務体制の実現による地上強化と合理化
・吉ヶ原第7踏切半自動化(吉ヶ原第5踏切との相互時素連動と接近ブザー設置)
・枕木交換年間80本達成(分岐25本 並55本)
・高性能化学物質の積極的利用(液体ガスケット 燐酸塩酸化還元材等)
・コンクリート型枠工/ロウ付け加工等の会員の持つ技術供与による基礎技術向上
・近隣団体との実働作業交流(下津井みなと電車保存会下津井駅にて分岐器組立作業)
・DD13+FC3+PC1+DC1での汽笛合図によるプッシュプル運転実施による駅間長編成対応と駅間操車誘導での推進運転の解消、推進運転時の操車中継要員の解消
・次発発車時刻表示機の運用(黄福柵原 プラズマディスプレイ50インチ)
・12:30に保存会会員が近隣のお寺の鐘をつき安全を祈願する。
・会員証で近隣ガソリンスタンドが¥5/L引きになる等、地域連携・温泉連絡会員証発行

【今後の課題】
・現在抱えている課題を達成する。
・各担当が専門・専業化する傾向のため、複数持場へ対応できるよう養成を実施。
・DD13機関士が不足しているためAPK各動作弁混結編成を運転できる機関士を養成。
・津山駅扇型庫にまなびの館が開館し、来園者が増え美咲町町づくりへの積極的関与。
・客車運転は準備・当日に要員を要するので客車運転に理解ある方を募りたい。

西の丘陵地より展示運転線全線を望む
西の丘陵地より展示運転線全線を望む
鉱山資料館をバックに降車中の
27列車と貨物運搬中の混合28列車
この日の積荷はミニパワーショベル
全線33.8㎞のうち約1/80を保存
第一日曜日を中心に展示運転を実施

〜月に一日汽車が来る駅、吉ヶ原駅〜

〜思い出を未来へ〜

片上鉄道保存会