鹿島鉄道保存会は、平成19年3月末をもって営業廃止した鹿島鉄道線(石岡〜鉾田間27.2㎞)の物品・資料の収集や茨城県小美玉市にある私設・鹿島鉄道記念館(普段は非公開)の保存展示など運営サポートを行っている任意団体です。旧かしてつ応援団をはじめとする存続運動関係者や鹿島鉄道応援ホームページメンバーなどの有志約20名で構成され、年齢や職業も多岐に渡り「鹿島鉄道が心の底から好きだった」という共通認識でつながっています。

KR-501 10年経過したが状態は良好
KR-501 10年経過したが状態は良好
メンバーによるキハ431の清掃作業
 メンバーによるキハ431の清掃作業
鉾田駅保存会と廃線10周年写真展を開催
 鉾田駅保存会と廃線10周年写真展を開催

【保存車両】
 キハ714(昭和28年新潟鉄工所 元夕張鉄道キハ251)
 KR-501(平成元年新潟鉄工所 鹿島鉄道自社発注車)
 キハ431(昭和32年東急車輌 元加越能鉄道キハ125)
【保存建物】
 玉里駅上りホーム待合室
 ヘッドマーク、駅名板、信号機その他多くの鹿島鉄道関連グッズ、存続運動資料等を収蔵
【活動報告】
 平成21年3月の記念館完成後、鉄道ファン向けの一般公開(事前予約制)、見学団体受け入れや自治体とのイベント共催による特別公開を実施しています。
 昨年7月に5年振りの一般公開を実施したほか、本年6月には鉄道趣味団体向けの特別公開を実施しました。また、本年3月に鉾田駅保存会様との共催で鹿島鉄道廃線10周年写真展を開催しました。
【今後について】
 鹿島鉄道廃線から10年が経過し、当初メンバーの一部が離脱しておりますが、今後も保存活動を維持継続するため後継者を育成するとともに、鹿島鉄道や存続運動が忘れ去られてしまわぬよう、一般公開を定期的に開催したいと考えています。