足尾銅山の歴史における光と影、その真実の展示を中心に、地域の郷土資料館的な存在としても活動を続けております。
その他、産業遺産として広く鉄道関係の保存もおこなっており、部会として「足尾歴史館トロッコ部」という活動にて、野外展示場のガソリンカー含めてトロッコたちの保存と、わたらせ渓谷鐵道の足尾駅構内の保存車両の維持・管理をしております。
さて、新たな展開として、今年度を最後にＮＰＯ法人としての「足尾歴史館」の運営は終了し、来年度からは古河機械金属㈱が同館を運営することになりました。引き続き野外展示場の「足尾ガソリン軌道・歴史館線」と足尾駅構内の保存車両たちの管理・運行の活動は続きますが、部会としての足尾歴史館・トロッコ部は独立することになり、新たに“あしおトロッコ博物館準備室（仮題）”として将来的な完全独立を目指すことになりました。引き続き多くの皆様方のご支援を、今以上に頂きたいと思いますので、よろしくお願い申し上げます。

【足尾ガソリン軌道歴史館線＆野外展示場】の近況
足尾の街中を走っておりました通称：ガソリンカー。その車両を忠実に復元したガソリン機関車と客車を、毎月第一の土・日曜日にボランティアによって運行しております。
その他、たいへん珍しい軌間６１０ｍｍのナローゲージ車両を多数保存しております。

【足尾駅での保存車両の公開】
わたらせ渓谷鐵道の足尾駅構内には、地元に縁のある気動車（キハ３０など）や貨車（タンク車ほか）に入換用の機関車など多数保存されています。敷地の所有者であります わたらせ渓谷鐵道株式会社と 古河機械金属株式会社のご理解と協力により、保存車両をＮＰＯ法人足尾歴史館・トロッコ部が所有・管理しております。この車両たちの一般公開を年数回おこなっております。今年は５月５日に開催しました。次回は１０月７日（日曜日）を予定しています。昨年、塗装をおこないました濃硫酸専用タンク車タキ２９３１２など、ぜひ皆様にご覧頂きたいと願っております。