◆概要

東武鉄道の創立90周年を記念して、1989(平成元)年5月20日にオープンしました。身近な交通機関である鉄道やバスに親しみ、理解していただけるよう、館内を8つのコーナーに分けて構成し、東武鉄道の歴史や文化・役割を紹介しています。郷愁を誘うダイナミックな蒸気機関車をはじめ、実物車両や記念物などの貴重な資料を展示している一方で、交通のしくみを実際に見て、触れて、体感できるようシミュレータや実物機器を設置しています。また、博物館の真上を走行する車両を至近距離から観察できる、立地を活かしたコーナーも設けたリアルタイム感覚で楽しめる体験型のミュージアムです。


◆保存車両

【静態保存】

東武鉄道最初の蒸気機関車5号・6号、電気機関車ED101号、電車デハ1形5号、戦後最初の新造特急電車5700系の他、さまざまなジャンルの車両12両を展示しています。

5号蒸気機関車
5号蒸気機関車
ED101号電気機関車
ED101号電気機関車
デハ1形5号
デハ1形5号
特急車5700系5701号
特急車5700系5701号

【動態保存】

1963年製8000系8111編成(6両)を運転可能な状態で保存し、団体用としてご利用いただいています。またC11 207号蒸気機関車・14系客車4両・12系客車2両・ヨ8000形車掌車2両も所有し、2017年8月10日から鬼怒川線でSL大樹として営業運転をおこなっており、今年8月に2周年を迎えました。

8000系8111編成
8000系8111編成
2周年記念ヘッドマークをつけたSL大樹
2周年記念ヘッドマークをつけたSL大樹

◆その他

昨年、日本鉄道保存協会より新たに1947年製C11形蒸気機関車を譲り受けました。2020年冬の復元完成と、動態保存車両としての営業運転を目指し、東武鉄道が修復に取り組んでいます。

C11形復元予定機(2019年1月撮影)
C11形復元予定機(2019年1月撮影)