当ネットワークは、鳥取市や県内の歴史的遺産の保存活用を推進するための市民活動を推進しています。これまでに県内の歴史的建造物や集落、町並み、さらに近代化遺産としての鉄道等の調査や講演会、見学会、シンポジウムを多数実施してきました。
特に鳥取市内では、鳥取藩家老で近代鳥取の礎を築いた、岡崎平内家住宅の取得保存や修復整備を核として、歴史を生かしたまちづくりを提言しています。
また、若桜町では、歴史を生かしたまちづくりの視点から、歴史的町並み、伝統的民家、鉄道遺産の保全を盛り込んだフォーラムを実施しました。
その結果として「若桜宿」調査を始め、若桜鉄道のC12164号の里帰り運動、さらに若桜鉄道の歴史的施設構造物の国登録有形文化財に向けての調査指導、所見作成などを手掛けています。結果、沿線23の対象が国登録有形文化財になりました。
最近では、日本鉄道保存協会と力を合わせて「鳥取鉄道記念物公園」の現状把握実施。高架駅化に伴い、旧鳥取駅ホームや構内の設備を一部移設展示した全国でも稀な公園として、その存在を会員や市民にアピールしました。以下写真で紹介いたします。

若桜鉄道隼駅(国登録有形文化財)
若桜鉄道隼駅(国登録有形文化財)
鳥取鉄道記念物公園。駅舎の柱に双頭レールを使用
旧鳥取駅ホームの一部が見事に復元されている
鳥取鉄道記念物公園。駅舎の柱に双頭レールを使用
旧鳥取駅ホームの一部が見事に復元されている