製造されて128年、大学キャンパスを疾走する2109号蒸気機関車の勇姿
製造されて128年、大学キャンパスを疾走する2109号蒸気機関車の勇姿

1993年9月に大井川鉄道より本学に寄贈され、年に2度の洗缶作業を行い、2007年度にボイラ-煙管172本とステ-管16本を交換して、動態保存を実施している。2012年度の右側シリンダーの補修作業後の有火運転も無事に再開している。
2109号蒸気機関車を、原則として8月と12月を除く毎月第3土曜日に定期有火運転し、一般に公開している。上記の写真にキャンパス内で運転中の様子を示す。
このほかにも学園祭等のイベント時にも有火運転を予定としていたが、現在、コロナウィルス感染拡大防止のため、2020年度は、有火運転を中止し、一般見学もお断りしている。

工業技術博物館前庭に静態保存中の箱根登山鉄道 モハ1形-103号
工業技術博物館前庭に静態保存中の箱根登山鉄道 モハ1形-103号

箱根登山鉄道株式会社において活躍した木製車体「チキ1形・1919(大正8)年・日本車輌製造株式会社製」が、1950(昭和25)年の小田急車両の乗り入れ開始時に半鋼製車体「モハ1形」への改造を経て、2019(令和元)年に運転を取りやめ、同年、日本工業大学に譲渡された。
現在は、併設された工業技術博物館前庭に、照明機器の点灯・乗降扉の開閉が駆動可能な状態で、静態保存されており、工学部学生達の教材として活用されている。