東武博物館は、新型コロナウィルスの影響により、3月1日から5月31日まで臨時休館を余儀なくされましたが、入場人員の制限や開館時間の短縮をはじめ、各種ガイドラインに則った感染防止対策を講じて6月2日(火)より営業を再開しました。

来館者については例年の3分の1ほどに留まっていますが、小さいお子様連れの親子を中心にご来館いただいており、少しずつ活気を取り戻しております。

また、東武博物館が東武鉄道に貸与し、同社が運行しているSL復活運転についてもコロナウィルスの影響で長らく運休しておりましたが、7月4日から運転を再開しています。さらに8月5日には東武日光に初めて公式に入線し、新たにSL大樹「ふたら」の愛称でお披露目をさせていただきました。今後は東武日光口においても営業運転を行う予定となっています。

併せて東武鉄道所有のDE10型も、北斗星カラーの1109号機が加わって2機体制となり、様々な運行が可能な状況が生まれています。すでに企画臨時列車も運行され、ご好評をいただいたところです。

加えて上半期中に14系客車4両、および真岡鐡道で運行していたC11 325号機を東武鉄道より買い取り、C11-1号機とともに東武鉄道南栗橋車両管区SL検修庫において復元工事に入っております。

このことにより、現在SLは3両在籍することとなり、これらの車両の工事は本年度下半期中には完了する予定となっていることから、今後は全般検査や故障等が発生した時でも、通年運行ができる体制となりました。

C11325の勇姿 
今後の活躍が期待される
C11325の勇姿
今後の活躍が期待される
C11325の勇姿 
今後の活躍が期待される