東武博物館は、新型コロナウィルスの影響により、臨時休館や時間短縮営業などを余儀なくされてきましたが、2022年4月19日より通常の営業時間に戻すとともに、休止していた館内設備も徐々に稼働を始め、ようやく従前の形に復帰しつつあります。

復元に向けて作業を行っていたC11形123号機は、2021年12月24日に無事火入れ式を行うことができ、各種調整の後、2022年4〜5月に南栗橋車両管区での構内試運転、6月14日には207号機、325号機と連結し3重連試運転を行うなどの準備を重ね、6月29日からの営業線試運転を経て7月18日に晴れて出発式を迎えることとなりました。(写真)

あらためて日本鉄道保存協会事務局様をはじめ、この間ご協力をいただいた皆様方に誌面をお借りして御礼申し上げます。

SLが3機体制となり、様々な運行が可能になりましたので、引き続き「鉄道文化遺産の保存と活用」「日光・鬼怒川エリアを中心とした新たな地域の観光活力創出」を推し進めていく所存です。今後ともご指導・ご鞭撻のほどよろしくお願いいたします。

火入れ式の様子(2021年12月24日)
火入れ式の様子(2021年12月24日)
3重連試運転(2022年6月14日撮影)
3重連試運転(2022年6月14日撮影)
C11形123号機出発式(2022年7月18日)
C11形123号機出発式(2022年7月18日)