トラストトレインは、日本で最初に市民の募金により取得し、保存・活用している歴史的車両です。1987年7月25日から大井川鐡道株式会社の協力を得て運転を開始し、多くの方々からの寄付金やボランティア活動に支えられ20年以上走り続けてきました。JNTでは、今後もこれらの近代化遺産ともいうべき鉄道にかかわる文化遺産を末永く後世へ継承していくため、活動を続けてまいります。

SLの車体磨き C12 164 トラストトレイン

○2014 年「トラストトレイン」運転日
運転日ボランティア 4/19、6/15、7/5、8/23、10/4 計5回 ※8月23日は「親子ボランティア」
〔区間〕大井川鐵道 新金谷ー千頭間(37.2km)
〔保有車両の編成〕スハフ43形2・3号客車、オハニ36形7号荷物合造客車、C12形タンク式蒸気機関車 ※C12は現在休車中
〔運行時間〕新金谷駅 11:45発→千頭駅 13:06着 千頭駅 14:53発→新金谷駅 16:09着

【近況報告】
○「親子ボランティア」の開催
次世代を担う子どもたちが興味を持ってトラストトレインと触れ合う機会となることを目指して、毎年夏、親子ボランティアを実施しています。本年は夏休み最後の日曜日となった8月23日に実施しました。
あいにくの雨の中、総勢22名もの参加がありました。乗車前には客車の清掃を行い、その後SL磨きに着手。SLを磨いてはいけない箇所を説明し、足元が悪いので十分注意する旨を伝え作業開始。ボランティアの皆さんは一般見学者とは別に、特別に柵の中で作業することができて少し優越感。車輌区の特性の石鹸で汚れた手を洗い、会議室へ一旦戻り、車掌体験の準備。車内アナウンスに参加する子供たちのリハーサルをし、SLが出発。車内でクイズ大会をしたところ7問中全問正解のお子さんもいて、大人顔負け正真正銘の「鉄ちゃん」。車掌体験は、「家山」「下泉」「千頭」それぞれの駅で子供たちが車内アナウンスにチャレンジ。緊張した面持ちで、でも力強く立派にアナウンスをしてくれました。当初予定していた千頭駅での転車台回しは諸事情でできませんでしたが、最後に修了証と記念品をお渡しして無事終了。

※ボランティア募集※
トラストトレインンでは、8月の親子ボランティアも含め、年に5回ボランティアによる運行を行っています。運行日にはパンフレット配りや客車内の清掃にご協力いただきます。今年最後の運行日は10月4日(土)です。ぜひご参加ください。

※来年の運行日は決まり次第お知らせいたします。