「WATTRAIN」の世界会議を日本で開催


歴史的車両の動態保存を行っている英国をはじめとした国が加盟するWATTRAIN(本部・英国、会長デイビッド・モーガン)の世界会議を日本鉄道保存協会(代表幹事団体 公益社団法人交通協力会・会長 菅 建彦)がホストとして会議や見学会を行いました。
期間は、平成27年10月23日(金)〜10月31日(日)、オプション11月1日(月)〜4日(木)でした。英国をはじめドイツ、イタリア、アメリカ、オーストラリア、アルゼンチンから約40名の皆さまが約2週間にわたって滞在され、日本鉄道保存協会会員やJR東日本、東海、西日本東武鉄道等、関係の皆様と交流を深めま、満面の笑顔で帰国されました。
*WATTRAIN会議は3年に一度開催され、1回目オーストラリア、2回目英国、3回目が日本。

写真でたどる会議・見学会の様子
WATTRAIN、
日本鉄道保存協会テキスト
WATTRAIN、
日本鉄道保存協会テキスト
開催には、JRや
東武鉄道の協賛を賜った
開催には、JRや
東武鉄道の協賛を賜った
英文の日本鉄道保存協会パンフレット(菅 建彦会長が作成)
英文の日本鉄道保存協会パンフレット
(菅 建彦会長が作成)
参加国、英国等のパンフレットの一部
参加国、英国等のパンフレットの一部
10月26日に開催の
鉄道遺産保存活用の
合同シンポジュームパンフと内容
10月26日に開催の
鉄道遺産保存活用の
合同シンポジュームパンフと内容
合同シンポジュームパンフ
その2
合同シンポジュームパンフ
その2
合同シンポジュームパンフ
その3
合同シンポジュームパンフ
その3
合同シンポジュームパンフ
その4
合同シンポジュームパンフ
その4
   

10月23日(金)
歓迎レセプション、大宮パレスホテル
日本鉄道保存協会主催の歓迎交流会
モーガン会長があいさつ
日本鉄道保存協会主催の歓迎交流会
モーガン会長があいさつ
菅 建彦会長とボルチモア・オハイオの
コートニーウイルソン氏
菅建彦会長とボルチモア・オハイオの
コートニーウイルソン氏
     

10月24日(土)鉄道博物館ホール
WATTRAIN会議初日に挨拶する
菅 建彦氏、右=モーガン氏、
左=大信田氏(鉄道博物館長)
WATTRAIN会議初日に挨拶する
菅 建彦氏、右=モーガン氏、
左=大信田氏(鉄道博物館館長)
アルゼンチンのエンジニアが
「パナゴニア エクスプレス」
の復活プロジャクトを紹介。
機関車は日本の三菱製
アルゼンチンのエンジニアが
「パナゴニア エクスプレス」
の復活プロジャクトを紹介。
機関車は日本の三菱製
各国の報告を受けて大井川鉄道の
石川氏がC11 190復活と
営業戦略を披露
各国の報告を受けて大井川鉄道の
石川氏がC11 190復活と
営業戦略を披露
総括を行うモーガーン会長は満足
総括を行うモーガーン会長は満足
 

10月25日(日)真岡鐵道
真岡駅では井田隆一真岡市長
兼真岡鐵道社長が出迎えてくれた
真岡駅では井田隆一真岡市長
兼真岡鐵道社長が出迎えてくれた
またとない好天に恵まれた
「SLキューロク館」前で記念写真
に収まるWATTRAINメンバー
またとない好天に恵まれた
「SLキューロク館」前で記念写真
に収まるWATTRAINメンバー
     

10月26日(月)東京ステーションカンファレンス交流会「銀座ライオン」
「りくべつ鉄道」杉本氏
(陸別町商工会)
「りくべつ鉄道」杉本氏
(陸別町商工会)
「片上鉄道保存会」森岡夫妻が活動報告
「片上鉄道保存会」
森岡夫妻が活動報告
会場のモーガン会長ら
会場のモーガン会長ら
26日午前中は日本鉄道保存協会の
総会も開催。挨拶する菅 建彦
(代表幹事団体交通協力会会長)
26日午前中は日本鉄道保存協会の
総会も開催。挨拶する菅 建彦
(代表幹事団体交通協力会会長)
昼食会はWATTRAINと
日本鉄道保存協会の合同昼食会。
楽しい交流の場となった
昼食会はWATTRAINと
日本鉄道保存協会の合同昼食会。
楽しい交流の場となった
午後のシンポジューム会場。
約250名が参加
午後のシンポジューム会場
約250名が参加
シンポジュームでモデレーター役の
モーガン会長と菅 建彦会長
シンポジュームでモデレーター役の
モーガン会長と菅 建彦会長
クライブ・モアー氏
(オーストラリア)が歴史的車両の
保存・活用の課題を話す
クライブ・モアー氏
(オーストラリア)が歴史的車両の
保存・活用の課題を話す
「りくべつ鉄道」杉本氏
(陸別町商工会)
日本からは、米山淳一
(日本鉄道保存協会)が
トラスト時代の鉄道遺産調査、
トラストトレイン計画や今日、
鉄道遺産の保存活用の歴史を紹介
シンポジュームでは、
プレゼンテーションを行った英国、
イタリア、オーストラリア、
アルゼンチン、日本代表が保存・
活用にかかる制度、財政、
ボランティア他に関して話し合った
シンポジュームでは、
プレゼンテーションを行った英国、
イタリア、オーストラリア、
アルゼンチン、日本代表が保存・
活用にかかる制度、財政、
ボランティア他に関して話し合った
シンポジューム後は、
WATTRAINと日本鉄道保存協会
合同の交流会。
ピアニスト後藤 泉さんが
クラシック3曲演奏
シンポジューム後は、
WATTRAINと日本鉄道保存協会
合同の交流会。
ピアニスト後藤 泉さんが
クラシック3曲演奏
花束を後藤さんに渡す
モーガン会長
花束を後藤さんに渡す
モーガン会長
恒例の抽選会はゲストにも好評
日本鉄道保存協会加盟団体から
素敵な景品が満載
恒例の抽選会はゲストにも好評
日本鉄道保存協会加盟団体から
素敵な景品が満載
中締めの挨拶は、花上嘉成氏
(当協会顧問・東武博物館名誉館長)
中締めの挨拶は、花上嘉成氏
(当協会顧問・東武博物館名誉館長)
 

10月27日(火)JR東日本大宮車両所を特別見学
ちょうどC61 20号が検査中
ちょうどC61 20号が検査中
ガスタービン試作車の前で記念撮影
ガスタービン試作車の前で記念撮影
東武鉄道の8000系動態保存車両に
大宮駅から東向島駅まで乗車。
ヘッドマークに注目
東武鉄道の8000系動態保存車両に
大宮駅から東向島駅まで乗車。
ヘッドマークに注目
歓迎幕に敬意を表するモーガン会長
歓迎幕に敬意を表するモーガン会長
8000系動態保存の推進者、
花上嘉成氏が車両の解説を行う
8000系動態保存の推進者、
花上嘉成氏が車両の解説を行う
車内は、大賑わい
車内は、大賑わい
乗車証の腕章をつけて
オーストラリアの方はご満悦
乗車証の腕章をつけて
オーストラリアの方はご満悦
東武博物館では、三輪裕章館長
(東武鉄道常務取締役)がご挨拶
東武博物館では、三輪裕章館長
(東武鉄道常務取締役)がご挨拶
東武博物館で記念撮影
東武博物館で記念撮影
スカイツリー見学へ
スカイツリー見学へ

10月28日(水)大井川鐡道
大井川鐡道への途中、
旧東海道島田宿「川越遺跡」を歩く
大井川鐡道への途中、
旧東海道島田宿「川越遺跡」を歩く
大井川鐡道の前田忍社長から
歓迎の挨拶をいただく。新金谷で
大井川鐡道の前田忍社長から
歓迎の挨拶をいただく。新金谷で
みんなで記念撮影
バックはC12 164号
みんなで記念撮影
バックはC12 164号
新金谷機関車庫を見学
C11 227号が輝いていた
新金谷機関車庫を見学
C11 227号が輝いていた
歓迎の幕の中を「川根路」に乗車
歓迎の幕の中を「川根路」に乗車
車窓風景や汽車弁当を楽しむ参加者
オハ35系車内
車窓風景や汽車弁当を楽しむ参加者
オハ35系車内
当日は秋晴れ。大井川、茶畑、
里山と沿線風景は魅力的
当日は秋晴れ。大井川、茶畑、
里山と沿線風景は魅力的
千頭駅では歓迎行事として地元の
「赤石太鼓」が特別に披露された
千頭駅では歓迎行事として地元の
「赤石太鼓」が特別に披露された
モーガン会長のご婦人
ヘザーさんも太鼓に感動
モーガン会長のご婦人
ヘザーさんも太鼓に感動
井川線のミニ列車も人気
井川線のミニ列車も人気
英国製の転車台とC10 8号
英国製の転車台とC10 8号
C10 8号をバックに記念撮影
C10 8号をバックに記念撮影
定期列車や臨時列車と
賑やかな千頭駅
定期列車や臨時列車と
賑やかな千頭駅
新金谷駅でのお別れ。石川氏、
大石部長、 モーガン会長、
ハイモ氏ご夫妻(ドイツ)
新金谷駅でのお別れ。石川氏、
大石部長、 モーガン会長、
ハイモ氏ご夫妻(ドイツ)
 

10月29日(木)JR東海「リニア鉄道館」、明治村
天野満宏館長がご挨拶
天野満宏館長がご挨拶
迫力のエントランスの高速列列車
の歴史展示C62 17号に熱い視線が
迫力のエントランスの高速列列車
の歴史展示C62 17号に熱い視線が
新幹線をバックに記念撮影
新幹線をバックに記念撮影
モハ63形電車を特別に見学
戦後復興期に活躍と吉澤氏が解説
モハ63形電車を特別に見学
戦後復興期に活躍と吉澤氏が解説
午後は明治村へ
鷲見所長の挨拶
午後は明治村へ
鷲見所長の挨拶
ランチはハイカラ定食
ランチはハイカラ定食
N電を下車し蒸気列車に急ぐ参加者
N電を下車し蒸気列車に急ぐ参加者
復活した12号にため息
復活した12号にため息
9号も復活
この日は2台が特別に運転された
9号も復活
この日は2台が特別に運転された
蒸気機関車の復活にご尽力された
鈴木事務局長が経緯を説明
蒸気機関車の復活にご尽力された
鈴木事務局長が経緯を説明
フランクロイドライト設計の
帝国ホテルも見学
フランクロイドライト設計の
帝国ホテルも見学
       

10月30日(金)嵯峨野観光鉄道、京都
嵯峨野観光鉄道に乗車
英語であいさつする社長の西田氏
嵯峨野観光鉄道に乗車
英語であいさつする社長の西田氏
嵯峨野観光鉄道自慢の
京都ジオラマジャパンを見学
広大なスケールに感嘆
嵯峨野観光鉄道自慢の
京都ジオラマジャパンを見学
広大なスケールに感嘆
みんなで記念撮影
みんなで記念撮影
亀岡からは船で保津川下り
時折、山陰線の電車が
亀岡からは船で保津川下り
時折、山陰線の電車が
世界文化遺産「金閣寺」で
日本文化を満喫
世界文化遺産「金閣寺」で
日本文化を満喫
竜安寺では、石庭を前に
歴史的空間にぞっこん
竜安寺では、石庭を前に
歴史的空間にぞっこん
石庭は小宇宙
石庭は小宇宙
フェアウェルパーティーは
JR西日本主催
蔵坂広報部長が挨拶
フェアウェルパーティーは
JR西日本主催
蔵坂広報部長が挨拶
来春開館予定の博物館を
藤永課長が紹介
来春開館予定の博物館を
藤永課長が紹介
フェアウェルパーティーらしく
モーガン会長からお褒めの
お言葉を賜りました。
先ず、名取紀之氏(当協会顧問・
レイルマガジン編集局長)
フェアウェルパーティーらしく
モーガン会長からお褒めの
お言葉を賜りました。
先ず、名取紀之氏(当協会顧問・
レイルマガジン編集局長)
お恥ずかしながら米山
お恥ずかしながら米山
そして最大の功労者は、菅 建彦氏
(当協会代表幹事団体会長・
(公財)交通協力会長)です
そして最大の功労者は、菅 建彦氏
(当協会代表幹事団体会長・
(公財)交通協力会長)です
笑顔で記念撮影
これをもって公式プログラムは終了
笑顔で記念撮影
これをもって公式プログラムは終了
   

10月31日(土)からはオプショナルツアー。
多くの皆様がそのまま参加されました。
広島原爆記念館は、全員参加
広島原爆記念館は、全員参加
原爆ドームの解説板に見入る
英国人参加者
原爆ドームの解説板に見入る
英国人参加者
     

11月1日(日)
津和野
広島駅からN700系のぞみ号に乗車
SLやまぐち号の津和野へ
広島駅からN700系のぞみ号に乗車
SLやまぐち号の津和野へ
C57 1号は参加者の
こころをとらえて離さない
C57 1号は参加者の
こころをとらえて離さない
本格的な蒸気列車に車内は大盛り上がり
本格的な蒸気列車に
車内は大盛り上がり
仲よく会話が弾む
仲よく会話が弾む
津和野駅前で石見神楽を見る
津和野駅前で石見神楽を見る
国重要伝統的建造物群に選定された
津和野の美しい町並み
国重要伝統的建造物群に選定された
津和野の美しい町並み
津和野を歩く参加者
町並みにフィット
津和野を歩く参加者
町並みにフィット
お世話になった
JR西日本の皆様とお別れ
お世話になった
JR西日本の皆様とお別れ
新山口駅から広島駅まで
500系に乗車
新山口駅から広島駅まで
500系に乗車
 

11月2日(月)
広島、宮島
午後は、広島電鉄千田車庫を見学
広島駅前から原爆被災電車
653号を貸切乗車
午後は、広島電鉄千田車庫を見学
広島駅前から原爆被災電車
653号を貸切乗車
歴史的トラム乗車で、皆様ご機嫌
歴史的トラム乗車で、皆様ご機嫌
車窓から見る被災したデパート
(現役)
車窓から見る被災したデパート
(現役)
同 銀行建築を眺める
森岡さんの解説が泣かせる
同 銀行建築を眺める
森岡さんの解説が泣かせる
千田車庫前でドルトムントの
市電を見て参加者感動
千田車庫前でドルトムントの
市電を見て参加者感動
モーガン会長とはここでお別れ
モーガン会長とはここでお別れ
千田車庫は、歴史的トラムの宝庫
原爆被災電車が並ぶ
千田車庫は、歴史的トラムの宝庫
原爆被災電車が並ぶ
宮島へは千田車庫から
最新鋭の電車を貸切乗車
宮島へは千田車庫から
最新鋭の電車を貸切乗車
宮島口駅に到着
宮島口駅に到着
JR連絡船で宮島へ。元仁堀航路で
活躍した「ななうら」に乗船
森岡さん曰く、唯一の国鉄連絡船
JR連絡船で宮島へ。元仁堀航路で
活躍した「ななうら」に乗船
森岡さん曰く、唯一の国鉄連絡船
船から厳島神社を眺める
船から厳島神社を眺める
厳島神社を見学
厳島神社を見学
帰りは連絡船から夜景を楽しむ
帰りは連絡船から夜景を楽しむ
   

11月3日(火)
JR西日本津山機関車庫、片上鉄道
JR西日本津山機関車庫を見学
JR,津山市,観光協会の歓迎を受ける
JR西日本津山機関車庫を見学
JR,津山市,観光協会の歓迎を受ける
流暢な英語であいさつされる桑木駅長
流暢な英語であいさつされる桑木駅長
岡山支社信江さんの解説で庫内を見学
岡山支社信江さんの解説で
庫内を見学
DF50形をバックに記念撮影
DF50形をバックに記念撮影
転車台で特別に回転する
DF50形の晴れ姿
転車台で特別に回転する
DF50形の晴れ姿
昼食は、老舗「お多福旅館」で
地元料理「そずり鍋」をいただく。
加盟団体で若桜鉄道を手掛ける
NPO市民文化財ネットワークの
太田さん羽場さんが駆けつける
昼食は、老舗「お多福旅館」で
地元料理「そずり鍋」をいただく。
加盟団体で若桜鉄道を手掛ける
NPO市民文化財ネットワークの
太田さん羽場さんが駆けつける
昼食後、津山市城東の国重要
伝統的建造物群保存地区を歩く
昼食後、津山市城東の国重要
伝統的建造物群保存地区を歩く
午後は、片上鉄道を見学
吉が原駅に貨物列車が
到着するシーンに感動
午後は、片上鉄道を見学
吉が原駅に貨物列車が
到着するシーンに感動
客車列車に乗り込む参加者
ボランティアのみなさんが大活躍
客車列車に乗り込む参加者
ボランティアのみなさんが大活躍
味わい深い客車列車に満足の参加者
味わい深い客車列車に満足の参加者
客車列車の車内
客車列車の車内
延伸した黄福柵原駅舎を楽しむ参加者
延伸した黄福柵原駅舎を楽しむ参加者
気動車も登場
気動車も登場
気動車の運転台に釘づけ
気動車の運転台に釘づけ
片上鉄道、WATTRAIN
みんなで記念撮影
片上鉄道、WATTRAIN
みんなで記念撮影
黄昏の吉ヶ原駅構内
黄昏の吉ヶ原駅構内
森岡ご夫妻にお別れの挨拶をする
参加者。「素晴らしい」と
お褒めお言葉が聞こえてきました
森岡ご夫妻にお別れの挨拶をする
参加者。「素晴らしい」と
お褒めお言葉が聞こえてきました
     

以上で写真でたどるWATTRAIN世界会議・日本大会の報告は終わります。関係の皆様に心からお礼申し上げます。感謝
また、開催にあたり格別のご高配を賜りました公益財団法人交通協力会会長 菅 建彦様に改めてお礼申し上げます。
さらに、日本鉄道保存協会設立当初から24年間にわたりご指導、ご鞭撻を賜りました小池 滋先生、青木栄一先生に深く感謝申しあげます。

*写真と文 米山淳一
(真岡鐵道のみ写真 名取紀之)