会員 各位

コロナ感染渦に巻き込まれ、ご同慶の至りです。しかし、乱世の世相が変化すれども我らが“鉄みち”は変わらず、想いを貫いて真っすぐに直進しませう。

毎年、春と秋の季節に合わせ計2週間程度の「特別公開」を開催して全国から多くの観客が来訪していましたが、24回目となる今春の公開が、コロナ蔓延下、自粛せざるを得なくなりました。
実は、今年の春・秋の公開により、14年間の延べ入場者数が30万人を突破することが確実だったため、突破記念行事を計画していたのですが、春公開を中止し、今秋の公開もPRをなくして質素にひそやかに開催することにしました。結果、「市民力だけで30万人突破!」という金字塔を、無関心をきめこむ地元行政へアピールできなかったことは残念です。

鉄道といえば、名古屋~多治見間の中央線の一部開通したのが明治33年(1900年)。つまり今年が開業120周年の年に当たります。昨年末よりJR・県・市など関係する組織へ「記念行事を開くなら協力させて」とジャブを繰り出していましたが、無反応。それならばと当会独自に「120周年記念切符の配布」を実施しました。開業日の7月25日に合わせ愛岐トンネル群の現地無料開放と先着600人へ3枚セット切符の無料配布というものです。初日の25日は豪雨でしたが、翌26日の予備日には午前中に早々と完売、翌日にはネット上で何と1500円で売り出されるなど、好評?だったようです。

中央線開業120周年記念切符

トンネル ビアホール

また3年目になる夏の週末の昼間限定開催の「トンネル ビアホール」は、自粛ムードの中、3密がなく、下界より10度近くも涼しいという環境のおかげで年々入場者が増加しており、将来、夏の風物詩になる手ごたえを実感しています。

※ちなみに“ホール”とは“hall(大広間)”ではなく“hole(穴)”をもじっています。