三笠鉄道記念館は、北海道鉄道発祥の地として歴史的遺産・文化保存のため、昭和62年にオープンしました。館内には、明治時代の貴重な材料や、大正、昭和期に実際に使用された時刻表・制服・SL部品・信号機をはじめ北海道鉄道開拓時代から旧国鉄時代に活用されていた貴重な鉄道関連品を展示しています。動体保存されている蒸気機関車S-304号は、1939年に日本製鉄輪西製鉄所(後の新日本製鐵室蘭製作所)向けに作られた産業用機関車です。

■SL運行(乗車1回300円)
 運行日・・・・・・・4月16日から10月15日までの土・日・祝日
※7月下旬〜8月中旬までの夏休み期間は、休館日を除き毎日運行
 土曜・・・・・・・・・12:00始発〜16:00発最終
 日曜・祝日・・・10:00始発〜16:00発最終
※30分毎の発車です。
 ただし、12:30発の便はありません。

蒸気機関車S-304号

■SL機関士運転体験
三笠鉄道村では、蒸気機関車S-304号の運転体験ができます。村内の幌内鉄道450mを1往復。5分足らずのわずかな時間ですが、気分はSL機関士そのもの。全国各地からの参加があり、会員数も850人を超え、多くの方に楽しんでいただいています。(詳しい体験方法はホームページご参照)

■展示車両(三笠鉄道村幌内ゾーン)
動態展示・・・S-304(C形タンク機)、コトラ149456、コトラ153095
機関庫内展示・・・C122(国鉄C12形機関車)、59609(国鉄9600形機関車)、ED76505、DD13353
屋外展示・・・DD51610、オハフ33451、スハフ4412、 スユニ50505、キハ2252、キハ2723、キロ26104、
       キハ5616、DD1517、DD141、チキ6147、ソ81、スエ3041、スエ321、DD1615、キ274、
       キ756、セキ6657、トラ72568、ワム66172、DE101702、排雪モーターカー510、
       ロータリー排雪車DL7L、坑外用8t電気機関車2両
食堂車・・・スハフ4520、キシ8031、オハフ46504

■イベント開催
毎年のゴールデンウィーク、お盆、秋にイベントを実施。
イベント時には、オリジナルヒーロー「鉄道戦隊ぽっぽレンジャー」が登場します。
今年は新型コロナウイルス感染症の影響もあり例年実施している規模でのイベントを開催することはできませんでしたが、密を回避する形として「どん菓子」の配布や縁日コーナーを設置し、夏休み期間の子どもたちに楽しんでいただきました。

ぽっぽレッドによる「どん菓子」作りの実演

■ 教育旅行の受け入れ
毎年、三笠ジオパークの活動と連動し、教育旅行の受け入れを行っており、日本の近代化や北海道開拓を支え、幌内炭鉱から採掘された石炭を本州へ輸送するため、北海道で最初に敷設された幌内鉄道の歴史を多くの学生の皆さんに学んでいただきました。
受け入れ人数も着実に伸びてきており、更なる教育プログラムの推進に力を入れていきたいと考えております。