「SL冬の湿原号」SL全般検査と客車リニューアルの実施

「SL冬の湿原号」は、道東観光の冬の風物詩として20年以上釧網線で運行しており、地域の皆様からご支援いただいております。
新型コロナウイルスの感染拡大の影響もあり、SL冬の湿原号のご利用は減少し厳しい状況にありますが、運行継続については地域の皆様から強いご要望をいただいているところです。当社としても道内唯一のSL観光列車を守り、より魅力を楽しんでいただくため、SL全般検査、客車リニューアルを実施します。

●実施内容

〇C11 171号の全般検査を実施します。
 (2021年9月末現在、全般検査実施中)

〇SLが持つ「ノスタルジー」や「レトロ」感をベースに、内装には丹頂やエゾシカのシルエットをあしらうなど、北海道ならではのSLの旅を楽しんでいただける工夫をしています。

リニューアル後
たんちょうカー
ストーブカー

○2021年度は「たんちょうカー」のリニューアルを実施します。
 ・川側にカウンター席、山側にボックス席を設置し、釧路川や湿原など川側の眺望を楽しめるレイアウト(山側ボックス席を高床化)とします。
 ・機器室に隣接する通路の窓を大型化し展望通路を設置します。
 ・アクセントとなる座席の色調は、「丹頂の赤」をヒントにレトロ感ある臙脂色、壁面は雪原に点在する木々をイメージした木目調とします。
 ・木材を使用した暖かみがあり高級感を感じる室内にリニューアルします。
 ・座席には、抗菌・抗ウイルス生地を使用します。


○新型コロナウイルス感染症対策としてテーブルへのパーティション設置などを昨年度に引き続き実施します。


○2022年度に「ストーブカー」のリニューアルなどを実施します。
 ・ノスタルジーを感じるどこか懐かしい室内にリニューアルします。
 ・内装の変更を実施します。
  (腰掛生地、壁面、カーテン、テーブル等のリフレッシュ)
 ・2号車(カフェカー)については、現状のイメージを踏襲しつつ、内装のリフレッシュを実施します。
 ・トイレの洋式化(1、3、5号車)を行います。
・大型荷物置場の設置(1、3、5号車)を行います。
  

詳しくは、当社HP(https://www.jrhokkaido.co.jp/)もご覧ください。

たんちょうカー客室イメージ
たんちょうカー客室イメージ
展望通路イメージ
展望通路イメージ
ストーブカー2号車
(カフェカー)客室イメージ
ストーブカー2号車
(カフェカー)客室イメージ