くりでんを見て、触れて、体験できる 実物の車庫、駅舎を活用したレールパーク

(指定管理者:NPO法人 Azuma-re)

くりはら田園鉄道公園は、令和3年度から指定管理制度に移行し民間法人にて運営しています。スタッフは、市直営時代からほぼ同じメンバーとなります。今後ともよろしくお願いいたします。

TOPIC ① 公園内運転士を正式採用。駅舎・動態保存車両の活用を拡大。

これまで車両を動かす際は任意団体のくりでん保存愛好会へ認定運転士派遣依頼をしてきましたが、この度、運営スタッフに公園内運転士を正式採用(2021.7.1採用)させていただきました。このことにより、
 ①日常的な車両運行
 ②乗車会・運転体験などのイベントの開催増
 ③メディア対応時の動態保存車両のアピール
 ④車両点検や保線作業

などが可能になり、ミュージアムの魅力発信や保存活用を加速させています。

 

運転士採用は地元テレビ・新聞でも話題に
運転士採用は地元テレビ・新聞でも話題に

TOPIC ② 新型コロナウイルス感染拡大下による様々な対応

 ※緊急事態宣言発令により2021.8.20〜9.10まで施設全体を休館、イベントの中止がありました。

 

1 .乗車会イベントが2年ぶりに復活しました。

対応:車両を2両編成とし、各車両の乗車率は7割に制限。窓開けによる換気と、降車ごと車内アルコール消毒を実施。また会場となる若柳駅入り口では体温測定のスタッフ配置と、イベント参加者への連絡先記入を実施。


2 .運転体験を2年ぶりに再開。完全個別化へ。

対応:これまで団体講習、団体実習を行なってきたくりでん運転体験ですが、三密対策のため1時間ごとの完全個別指導へシフトチェンジ。その結果、個人の運転時間の大幅確保(1名30分)と個別の要望(運転の様子を撮影、家族同伴など)に対応でき満足度が上昇。年間席数完売の人気コンテンツとなりました。


TOPIC ③ 車両の修繕、保線作業報告

運転士を採用したことにより、いままで手薄だった駅舎および車両、構内の保線作業が活発化しています。OB指導の元、レールや枕木の状態調査を実施、これまで見えてこなかった経年劣化による老朽化が明らかになり、修繕に追われています。今後の課題として、OBからの技術継承と重作業の外部委託先(および保線資材の仕入れ先)の開拓を早急に解決する必要があります。今後も安全第一で鉄道遺構の保存活用を実施していきます。
 

若柳駅で保存される車両(若柳駅構内に10両、ミュージアムに4両保存しています)※うち動態保存は5両
若柳駅で保存される車両(若柳駅構内に10両、ミュージアムに4両保存しています)※うち動態保存は5両
  
乗車体験を再開。10形でも実施
乗車体験を再開。10形でも実施
運転体験の様子(地元新聞社取材の様子)
運転体験の様子(地元新聞社取材の様子)
KD10形の制輪子交換
KD10形の制輪子交換
OBによる保線作業の様子
OBによる保線作業の様子

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