本會は、宇高鉄道連絡船を柱として、宇高航路と日本国内の鉄道連絡船の歴史継承を中心に活動しています。1993年の高校生時代に同級生5名で結成、流石に船舶の保存は出来ませんでしたが、宇野側の発着バースの一部保存に成功(経済産業省近代化産業遺産に認定)し、目立たないのですが、一応現存しています。
現在は20〜70歳代の年齢層で20名が在籍しています。それぞれの得意分野を活かし、分担・協力しながら活動を展開しています。
また、2019年末に休止となった宇高航路につきましても、あくまで鉄道ではなく、海上国道としての復帰に向けた活動に取り組んでいます。

宇高連絡船現役時代の貨車積み込み風景
宇高連絡船現役時代の貨車積み込み風景
保存されている発着バースの一部
保存されている発着バースの一部

具体的には上記バースの保存、資料の収集・研究、期間を決めての展示や関係者への聞き取り調査、模型の製作やホームページの運営等を行っています。
宇高連絡船自体、地元でもあまり詳しく知られていない(※)為、分かり易い本の執筆も手掛けています。
※カーフェリーの「宇高国道フェリー」と混同されたり、鉄道貨車を運んでいた事を知らない等。

資料の計測と撮影風景
資料の計測と撮影風景
1970年頃の宇野駅構内を再現したNゲージ模型
1970年頃の宇野駅構内を再現したNゲージ模型
今後の課題として、早急に資料のデジタル管理と関係者への聞き取り調査を行う事を最優先として、會員と調整を行っています。
また、他航路に関係している団体の方々との連携を強化し、「日本での鉄道連絡船とは?」をテーマに、後世に伝えて行く事を考えています。