令和5年度活動報告 |
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令和6年9月9日現在 |
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コロナ禍も過去のものとなりつつあるこの一年であった。概ね令和5年10月からこの一年を顧みて以下記す。 幹事会は月一回の頻度で行っていたが、各回インターネットを用いて電子紙上開催とした。この方式はコロナ禍から続いているものだが、一方で鉄道談義と称する懇親会を部分的に復活させ、諸行事も着手できる所から再開している。 当会の重要事項の一つ、交流電化試験関連の諸資料の保存に就いては、同資料を収集し体系的に保存・展示・出版を行っていた東北福祉大学鉄道交流ステーションが同大学の方針に拠り去る3月に廃止された。同資料の行く末が最大の懸念事項であったが、同大学の先生方や関係者の尽力により井門グループへの継承が決まり、既に譲渡が完了している。(月刊鉄道模型趣味2024年2月号御参照) 地方交通線関連活動では、当地の阿武隈急行線の応援乗車会を複数回実施した。同じく利用者数低迷の陸羽東線も存続の危機に晒されており、当会としても注視している。 他機関との関係では、仙台駅主催で令和5年10月鉄道の日に因んだ行事が展開され、その一環として1/80鉄道模型の走行展示を宮城野鉄道研究会と共に行った(鉄道模型趣味2024年1月号御参照)。9㎜ゲージでは、同じく令和5年10月期に当会の関連団体である戸隠高原鉄道に拠り大規模な運転会が宮城県山元町防災拠点・山下地域交流センターで行われた。このセンターは、津波被害の大きかった常磐線山下駅に隣接した新施設である。 また、C601保存会も通常の活動に戻り、当令和6年3月23日(土)には修理箇所調査に参加し、更に当令和6年4月20日(土)には掃除会が行われ、当会からも参加した。機関車の現地説明も仙台市の要請に対応し仙台七夕祭など中心部で開かれる行事と連動して行った。この他にも一関図書館C58103号掃除会に当会の会員が参加した。 当令和6年7月には仙台メディアテークにて幻灯会「楽しきかな撮り鉄の旅」に会員が欧州の鉄道の発表を行い写真の映写と共に解説を行った。 そして、会員向けに令和2年7月から毎週土曜日に鉄道関連動画の紹介を続行している。これはコロナ禍の下で移動が制限されていた際の会員間の意思疎通の一環として始めたもので、過去の記録性の高い動画を観ることで時間旅行も行うと言う企てである。解説を付し、概ね地元・国内・世界と順に巡っている。既に約200本は行なった。メールアドレス登録済みで且つメール連絡を可とされている会員に向けて行っている。
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