一般社団法人あしおトロッコ館は、古河足尾歴史館野外および2階室内展示場と、わたらせ渓谷鐵道足尾駅貨物ホーム構内の2か所で活動しています。いずれも古河機械金属・わたらせ渓谷鐵道・日光市・足尾町民各位の深いご理解と協力のもと、保存活動を続けています。

【一般社団法人 あしおトロッコ館の活動状況】

その1 古河足尾歴史館 野外

足尾ガソリン軌道歴史館線とトロッコ展示場
●毎月第一土・日のガソリンカー運行のほかKATOのディーゼル機関車トロッコ列車も運行

その2 古河足尾歴史館2階

あしおトロッコ館室内展示場
●古河足尾歴史館開館日は公開。

その3 わたらせ渓谷鐵道 足尾駅

動態保存車両(軌間1067㎜)
●わたらせ渓谷鐵道などの団体見学のほかに、一般公開は年2回開催されています。次回は11月10日(日曜日)を予定しています。

  

近況報告

足尾駅の保存車両たち

メンバーの修復活動により、貨物ホームにて保存中のキハ30-35の室内灯等の電気関係が復活しました。来年度は外板整備を計画しており、近々クラウドファンディングを開始する予定です。

また、東北本線の矢板駅から保存のため 足尾駅にやってきた日立製作所製15tロッド式ディーゼル機関車DB064号機の製造年は1964(昭和39)なので、今年は還暦お祝いをしました。

あしおトロッコ館のフリクションドライブ機

珍しい変速装置”フリクションドライブ式”で日本に現存する内燃機関車は、いまのところ6台で、そのうち2台があしおトロッコ館に保存されていますが、唯一の動態保存機なのが米川鉄工所製の3tガソリン機関車です。最近は、この動く化石的?な機関車を見に訪れる方もいます。

 

▲室内灯と前照灯が点灯し、足尾駅で保存されているキハ35-70。近々、整備のためのクラウドファンディングを始めます。
▲室内灯と前照灯が点灯し、足尾駅で保存されているキハ35-70。
近々、整備のためのクラウドファンディングを始めます。
 
▲矢板駅の元栃木県北通運の日立製作所製15tディーゼル機関車は今年、60歳の還暦を迎えました。
▲右があしおトロッコ館の主役である足尾のガソリンカー。左がフリクションドライブ式の米川鉄工所製の3tガソリン機関車。ともに軌間610mmです。
▲右があしおトロッコ館の主役である足尾のガソリンカー。左がフリクションドライブ式の米川鉄工所製の3tガソリン機関車。ともに軌間610mmです。
  ▲エンジンとクラッチを経由してきた円盤(左側)に接続する、縦の円盤(右側)を左右に動かすことによって、前進後進と速度調整をする仕組み。原始的な変速装置です。
▲エンジンとクラッチを経由してきた円盤(左側)に接続する、縦の円盤(右側)を左右に動かすことによって、前進後進と速度調整をする仕組み。原始的な変速装置です。