鹿島鉄道保存会は、2007年3月末をもって営業廃止した鹿島鉄道線(石岡〜鉾田間27.2㎞)の物品・資料の収集や茨城県小美玉市にある私設・鹿島鉄道記念館(普段は非公開)の保存展示など運営サポートを行っている任意団体です。旧かしてつ応援団をはじめとする存続運動関係者や鹿島鉄道応援ホームページメンバーなどの有志で構成され、「鹿島鉄道が心の底から好きだった」という共通認識でつながっています。

【保存車両】
 キハ714(1953年新潟鉄工所 元夕張鉄道キハ251)
 KR-501(1989年新潟鉄工所 鹿島鉄道自社発注車)
 キハ431(1957年東急車輌 元加越能鉄道キハ125) ※2023年8月再塗装実施

【保存建物・物品】
 玉里駅上りホーム待合室
 各種ヘッドマーク、サボ、駅名板、時刻表、信号機・制御盤、キロポスト、改札ラッチ等
 乗車券、鹿島鉄道・かしてつバス関連グッズ・書籍・DVD・写真等
 かしてつ応援団・存続運動関係資料等

【活動報告】
2023年12月に関鉄観光主催によるバスツアー「第3回 鹿島鉄道保存車輛見学と廃線巡りの旅」が催行され、鹿島鉄道記念館を特別公開しました。このツアーは本会・鉾田駅保存会・小川南病院・鹿島鉄道の連携により保存車6両の見学と坂戸駅周辺の廃線ウォーク、かしてつBRT乗車ができるコースで、当会スタッフが全行程をサポートしました。
2024年6月1日〜9日、小美玉市小川文化センターアピオスにて「かしてつ石岡〜常陸小川間開通100周年記念事業」を鉾田駅保存会・小川南病院との共催で開催しました。鹿島鉄道・かしてつバスの写真や資料を展示したほか、開業100周年当日の6月8日は『かしてつファンの日』として、鉄道模型運転会・上映会を実施し、開催最終日の6月9日には、鹿島鉄道の83年、かしてつバスの17年を振り返るとともに、これからの地域公共交通をテーマとした『記念シンポジウム』を開催しました。
現在、鹿島鉄道記念館は館内展示のリニューアル作業中で、次回の一般公開時期は未定です。

関鉄観光バスツアー特別公開
関鉄観光バスツアー特別公開
 
小川文化センターで開催した記念展・シンポジウム
小川文化センターで開催した記念展・シンポジウム
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