C-11 123号機本体にATS装置搭載
機器搭載用車掌車なしでの運行可能に

東武博物館動態保存車両として、東武鉄道日光線・鬼怒川線で活躍を続けているC11 123号機(元江若鉄道・雄別鉄道・釧路開発埠頭C111)は、このほど車両本体にATS装置一式を搭載することに成功、これまでATS装置を搭載して機関車の次位に連結していた車掌車が必要なくなり、本来のスマートな姿での運行が始まりました。

また、これまでSL3機に対してATS装置用車掌車が2両のみの在籍でしたが、1機が車掌車を必要としなくなったことにより、3機がそろい踏み走行できる可能性が出てきました。

東武鬼怒川線、大谷向-大桑間を走行する、車掌車の連結がなくなったC11-123号機を先頭とする「SL大樹」
東武鬼怒川線、大谷向-大桑間を走行する、車掌車の連結がなくなったC11-123号機を先頭とする「SL大樹」

8111編成を使用した臨時列車
「懐かしの林間学校」を運転

7月13日、東武博物館動態保存車両である東武鉄道8000型8111編成を使用した、東武博物館友の会主催「8111編成で行く懐かしの林間学校」が開催され、「林間学校」「たびじ」のヘッドマークを付けた8111編成が日光路を往復しました。

東武日光線の急こう配区間を力走する8111編成。
車内では林間学校らしく、東武における林間学校臨時列車の歴史、使用車両やダイヤの解説のほか、林間学校そのものの歴史についても学習し、大好評のイベントとなった

東武日光線の急こう配区間を力走する8111編成。
車内では林間学校らしく、東武における林間学校臨時列車の歴史、使用車両やダイヤの解説のほか、林間学校そのものの歴史についても学習し、大好評のイベントとなった